何気なくページを捲ったのに、この千秋先輩シリーズ、気付いたら最後まで読まされていました。
今度はどんなことして惚れさせてくれるんだろうと、そんな気にさせてくれて。続きがどんどん気になりました。千秋先輩、カッコ良すぎてずるい!!w
最初は華奢な男の子を描かれるなぁ、と絵が微妙かとも思いましたが、すぐに見慣れて好きになりました。可愛い絵柄です。
何よりもやはり、千秋先輩のキャラクターがとてもカッコいいので、漫画で大事なのは本当、ストーリーですね!
カッコいいといっても、完璧男子を描いている漫画なんて世の中沢山あります。が、この作品はその中でも、こんな風になんでもそつなくこなしてしまって、場を盛り上げちゃう人気者な先輩、学校に一人はいたよなぁ~~と思わせてくれる、リアリティを感じるカリスマ性を持ち合わせていたところにとても惹かれました。
いなかったとしても、いてほしい!素敵!と思わされる理想的な魅力を感じました。
最初は千秋先輩みたいな適当で女たらしな人好きにならないし!と思っていた杏奈(主人公)ですが、いざという時必ず助けてくれるカッコ良さも勿論のことながら、中身がとても優しい人だからこそ出来ることなんだよなっていうのもすごく伝わってきて、杏奈と共にまんまと恋に落ちてしまいました(笑)
自信家なだけの人には魅力を感じませんが、自信の分だけ本当に実行してしまう彼に惹かれずにはいられません。
モッテモテの千秋先輩がなぜ、杏奈を選んだの?とも少し思いましたが、最後の大学受験に関するエピローグを読んで確信しました。
千秋先輩は、想いを伝えた分だけ彼女も応えてくれる子だって信じているんですね。そういう子だって。頑張り屋さんで応援したくなる、助けたくなる、側で見守りたくなる子だから好きなんだろうな…と。
実際に頑張ってくれちゃうのだから、そんな彼女が可愛くてたまらなくて、他の子と遊びもせずきっと杏奈一筋になってくれたのだろうな、と想像できるほどお似合いの二人で良かったです。
短いのに、可愛いとカッコ良いの詰まった、上手くまとめてあると感じる作品でした。