評価が高いし絵が綺麗だし好きなテーマだから、一気に買おうかと思ったんですが一冊だけ試し読み。
結果一気に買わなくて良かった…となりました。
キャラが全然ダメ総じて魅力がない。
絵と世界観に重きを置きすぎて、キャラと行動原理の作り込みが甘いように感じました。ストーリーを運ぶためだけのキャラクターたち。
だからか絶妙に全員思いやりがなく、読者を惹き込む程の強い感情表現もなく、短絡的に話が進んで嫌な感じがするんです。
自分のせいで母親が死にそうなのに、ひたすら魔法に喜び楽しんでいる姿だったりだとか…。
最初に魔法に興味津々な姿を表現したから流れでそんなキャラになってるのは理解できます。
それでも自分が使った魔法のせいで母が死ぬかもという状態になったなら、魔法を使う事に対して多少なりとも恐怖や罪悪感を抱くんじゃないでしょうか。
そこに打ち勝つ描写もなく、ただただ魔法を楽しんでる様に違和感を覚え、それが主人公への嫌悪感に変わっていきました。よく母親があの状態のままなのに魔法にワクワク!とかできるな…と。
サイコパスだと言われた方が納得がいく開き直り方。
それに嘘をついて試験に送り死ぬような目に遭わせた子がお咎めなしなのも何故…?
色々な事に納得がいかず、どのキャラも好きになれなかった。
あと、魔法陣を描く事がバレてはいけない禁忌としつつ、普通に魔法陣が見えるのも設定としてガバガバでは…。
魔法道具に魔法陣が描かれていたら、禁忌にしても描く人くらい普通に現れそうですが…。主人公が魔法陣の描かれた本とペンを渡されて、一度も描いた事がないのも違和感。魔法が誰でも使えるとしても、もう少し魔法を使う時には普段やらないような要素がないとさすがに無理があると思いました。