キーリーは19歳とはいえ、甘ったれで我儘な母親によくついている。19歳なら一人で街に出てなんとか暮らしてはいけるだろうに。ウィニーという友達がいてくれて彼女には救いがあるのだろう。ヘイズ保安官が言っていたけれど、子供は親を選べないから、まさしくその通り。それにしても、キーリーが片思い中のブーンという男の態度は解せなかったがマ薬捜査とは驚きだ。それに、ブーンはいつからキーリーが気になっていたの?婚約者が傷に驚いて逃げた後ですよね???30歳の男性が19歳のキーリーのどこに惹かれたの?ミスティーのような女性が好みだったのでしょう?解せない。2巻に分けての物語だった割には登場人物の設定が今一つ。登場人物相関図でも欲しいくらいです。物語はキーリーの千思万考で成り立っていて少女趣味的な筋書きだったから、マ薬事件に関しても社会的な話は付け足し程度だったことは少々不満です。それでも、辛い環境の中、キーリーはよく耐え働いた。最後はハピエンでめでたしめでたしも少女趣味な感じでした。