最初の白線遊びからすでに違和感がありました。「線」が大事なモチーフなのはわかるけど、高校生の出会いエピソードとしてはちょっと。
西は無邪気というより幼くてフワフワしすぎだし、伊東は思考も行動も極端すぎてついていけない。そもそも何で彼らは惹かれあったのか? 「運命的な出会い」ってことなんだろうけど、なんかしっくりこない。素直に入り込めない。
それと同じような違和感が最後までずっと続きました。言わんとすることは理解できるけど、この二人からはイマイチ伝わりづらいなという感じ。
伊東の身勝手さが際立ってしまうけど、私には、西もよくわからない人でした。
どちらかというとラストの描き下ろしのほうが、短いけど伝わるものがありました。