それなりには楽しめましたが、フルプライスで買うほどでもなかったかなー、というのが正直な感想。
私は幼馴染モノや執着愛的なストーリーは大好物なはずですが、この作品では萌えませんでした。
絵が好みならまた感想は違ってきたかもしれませんが…。感情移入できる部分が一切なく、子供な主人公と、なぜかそんな主人公大好きないじめっ子のニヤケ君。…勝手にイチャついてろよ、と思いました(笑)
あなた達の恋の行方に興味はないので、って感じで…。
あのニヤケ顔は多分、本気の時だけ真剣な顔してるギャップ萌え狙いだったのでしょうが、この作家さんの絵ではニヤニヤしててウザい印象しか受けませんでした。私は。
小学生に見えるという主人公にも、全く魅力を感じなかったですし…。でも、この男の子から見たら可愛くてたまらないんだろうな〜、と思うとやっぱり、じゃあ勝手にイチャイチャしてろっていう結論に(二人の恋愛を読みたいとは思わない)。
やはり漫画を読者に買って読んでもらう以上は、二人の恋を読んでいたいなと思わせる魅力がキャラクターに必要だと思います。
私の好みの問題なだけかもですが、キャラの性格設定や心理描写が足りないと思いました。
あと、元々女の子を大きな瞳で描かれる作家さんのようなので、子供っぽい主人公を描かれると、ストーリーからドキドキするような魅力が半減してしまいます。本当に、子供にしか見えないので…。
どちらかというと、短編のクズ男さん(笑)の話の方が好きでした。
こちらはこちらで、ツッコミたい所満載でしたが。
オチにえっっってなってたら、そのままの流れで終わっちゃったし、主人公がクズ男なことも露見せずに終わってるし。こちらを続編描いたらいいのにな、と思いました。