「アフターゴッド」で江野先生の耽美で狂気的な世界の虜になり、期待して読み始めたらブサイクなムキムキ男と巨乳女のエッチで始まり、典型的な安っぽい少年漫画と思ったのですが、美少年チルのヴィエドゴニャの苦悩、害獣への偏愛、ハラセ教官による性的暴行などどんどん惹き込まれ、アキミアの屈折した罪悪感と贖罪の狂気の原因となる、悲惨な生立ちにシュンカに芽生える恋心。両親の面会で知る宿命と葛藤。叔父の狂気とアキミヤの心の深い闇....あまりにも悲痛さに胸が締め付けられます。
アキミヤの理想と天秤。これまでの謎の本音と苦悩が解き明かされ、ソウの優しさと愛で包まれていきます。
血塗られた彼の一族の歴史と大統領ツユボネの血生臭い残虐非道と身の毛もよだつ戦慄の狂気.....衝撃の事実が明かされる手に汗握る展開‼ 美形は少なく、美少年チル以外オジサンでもゾネが男前で魅力的です!
出会いと同じ場所でアキミヤとソウがお互いの真実の想いを告げる、胸を打つ究極の愛.....感動で心が震えました。
始め好きでなかったアキミヤがソウと同じく“かわいい人”と最後に思えます。
貧困、ネグレクト、虐め、性暴力などの社会問題にトランスジェンダー、鳥類人間との無償の愛、性的感染する不治の病、性的不能や大江戸四十八手、動物性愛やカニバリズムなどのタブーを通して、善悪の混乱と欲望など深い心の闇を描いた究極の愛の物語。