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むか〜し、自分が小学生女子だった頃、ドキドキしながら読んだホラー漫画。不気味だったり残酷だったりたまには心温まったり、難しすぎずちょうどいいホラー加減。懐かしさとともに、こういうのが読みたいなってときがあります。
何より、この作者さんは絵が好きです。不気味なんだかキラキラかわいいんだかというあの瞳が、ラムネのびんの中のビー玉のようなノスタルジーを呼び起こします。
懐かしさのおまけ付きで星5つ。
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表題作は、人形にまつわるオムニバス。子供の頃の着せ替え人形、洋装店のマネキン、盲目の少女のお友達の人形、腹話術人形の4話入り。それぞれ話の趣向が違って、バラエティに富んだホラー集大成。
・『儀式』4人の少女の友情の儀式。美しい友情の裏に潜む黒い感情。
・『恋の願いかなえます』不思議な老婆の営む店。訪れる少女の願いは叶うのか?同じチャンスを与えられても、結局はその人の心根次第。ちょっとコミカルに夢としっぺ返しのある奇妙な話。