作者様の描かれる絵のようにふんわり優しい温かさのあるお話でした。誰でも一度は、人と同じように出来ない自分を「何かが欠落しているのかも」と考えたり悩んだりした事があるんじゃないでしょうか?あたしはあります。なので受けの心情がスッと入り込んで来て感情移入しやすかったです。
作者様の言葉選びも素晴らしく、得体の知らない不安が生まれた時は「仕様」「動作」そのワードで浮上出来そうな気がします。
ひとつ残念なのは、攻めがいつ受けに恋愛感情を持ったのかが分からず、絆された感もなく…で、ただ受けの気持ちを受け入れただけっぽい感じがしてそこがどうにも…
それこそ今までずっと愛を持てなかった攻めが受けに恋してる感じが描かれていたらこれ以上ないほど良い物になった気がします。