序盤のストーリーの重さは別に大丈夫でした。
でも個人的に期待していたものとは異なる展開を見せられたので残念でした。
1番残念なのは、婚約者が最低すぎたことかな。あそこまで変な男だと、罪悪感なく再会した景くんに走っちゃいますよねぇ。
普通に良い男と結婚目前まで行っていたにも関わらず、昔の特別な絆がある景くんに再会して心が揺らいでしまう…っていう背徳的な展開を望んでいました。
変な男から逃げるように景くんに走るのではなく、いい男と結婚が目前に控えているにも関わらずそれでも何もかも捨ててでも景くんがいいんだ!っていう捨て身の恋みたいなものを読みたかったです。
まぁ私の勝手な趣向の話なので、このエピソードで満足できる方が多いのならこれで良かったのかもと思いますが。
最後は意外とあっさり解決したなという印象です。正当防衛なのに、ここまで犯罪者扱いされる世の中なのか?と色々思うところもありました。
婚約者がかなりいい地位を持っていたくせにどうして主人公に執着していたのかも意味がわからなかったし、景くんは苦労した人生にも関わらずあれからずっと主人公のことだけ考えて生きてたのか?とか、いろいろ疑問があったので高評価にはできませんが、こういったシナリオを描かれること自体は好みのストーリーでした。
疑問抱きつつも、景くんが現れるまでは普通に婚約者と付き合っていた主人公のことは好きになれませんでした…。