ネタバレ・感想ありポーの一族 ~春の夢~のレビュー

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切ない
2022年10月11日
子どもの頃から読んでいたポーの一族の続編が読めるなんて!感動です。
当時の物語より、エドガーはより大人びて、アランはより幼く見える。
物語の終盤、ノアとアダムが、あの頃は大人びて見えた彼等は、今の自分達よりずっと幼かった。という感想が入りますが、まさに私の感じ方と同一です。
それはエドガーと『彼』の物語
2022年5月11日
『ゴッドファーザー Part3』を観た時の様な気持ちです。
今回の「春の夢」は過去との隙間を埋める為と整合性を待たせる為の一冊。私達、読者も悠久の時を生きているので大丈夫・・・のはずです。
美しくも哀しい
ネタバレ
2022年1月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ エドガーとアラン。新作が読めるなんて、嬉しいです。
一緒にいても全てを分かち合えるわけではない。そんな寂しさを抱えながら行動を共にする2人。戦時下に出会ったドイツ系ユダヤ人の少女の事を気にしながらも、アランのため、エドガーはそこにとどまっていた。理由を言わないのは優しさであり、思いやり。でも、アランには伝わらない。伝えたいのに伝えられないもどかしさ。ポーの村から逃れることはできないし、しない。一族にも色々な人がいて、エドガーとアランを絡め取ろうとする。欲望が強い人。他者を護る気持ちが強い人。それぞれの想いがあって、うまく噛み合わないこともすべて人の営みの中。そこに、エドガーは何を思ったのでしょう。春の夢という歌に寄せて。
期待をうらぎらない
2020年12月27日
エドガーとアランの長い旅は第二次世界対戦時に。
彼らだけでなく、歴史に翻弄される人々の哀しみに胸が打たれます。
おもしろい
2020年12月20日
学生時代に友人からポーの一族を借りて読んではいたんですが、おもしろいとは思っても買うほどまではいかなくてそれから十数年…ユニコーンを戯れに本屋で借りて読んだらおもしろい!!その前も気になる!!と思って購入した春の夢。ラストの切なさも含めとても胸を抉りました。これからもポーの一族を楽しめるのが本当に嬉しい。
❤ふえぇ…❤
ネタバレ
2019年7月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ ❤芸術…❤
すみれの刺繍に「咲いて」のとことか、「若い色」をこんな
直接的でないのに
におい立つような…くはぁ…っ❤
生原稿サイズで見れるくらいの大きいタブレットが欲しい…っ。
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エドガーとアランの新しいお話が読める幸せ
2018年4月17日
やはり萩尾望都先生は別格です。お気に入りの漫画は最近もたくさんありますが、それでも同じカテゴリーには入れられない気がします。
私が『ポーの一族』を読んだのが20何年前。それからこんなに時間が経っても全く色褪せない世界がここにありました。『春の夢』はアランがまだ元気だった頃のお話。エドガーとアランの新しいお話がまだ読めるなんてとても嬉しいです。
私の記憶があやふやになっているのか、ポーの村について、私が思っていたのとは違うところもありました。もう一度、『ポーの一族』を買い直して読まなくちゃと思ってます。そしてまたこのお話の続きが読みたいです。
ただただ美しい
2017年12月17日
漫画なのに人が生きる、音が、匂いが感じられる。
風や雨。花、温度…。
凄い作品。
エドガーが理想の美少年すぎてつらい…
2017年12月15日
萩尾望都先生の作品は「残酷な神が支配する」のみ拝読済。実はポーの一族自体この続編しか読んでおりません。しかし続編だけでもわかるこの魅力!エドガーの耽美な美少年さに惹かれる自分がいます…。理想だ…理想の美少年。ストーリーももちろん引き込まれます。ファルカとブランカも好き。ブランカ長く生きられるのかしら。続刊が楽しみです。
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飲み込まれました
2017年12月11日
ポー一族の続編と言うより番外編?のような感じ。
読んでいて、漫画を読んでいると言うより、小説や映画を観ている様な感覚になりました。
読んだ後の余韻で「はぁぁぁ」となりましたよ(笑)
それくらい主人公達の世界に引き込まれました。
違う話も絶対出て欲しいなぁと思います。
期待を裏切らない!
2017年9月3日
クオリティはそのままに新しいお話が読めて嬉しい限り。美しい世界観が胸を打ちます。
まさか
2017年8月26日
まさか続編が出ると思っていなくて、物凄く嬉しかったです。
相変わらずストーリーは面白く、楽しめます。
期待以上に面白かった!
2017年7月31日
現実の40年の時を経てまた現れたっていうのが感無量ですね(*^^*)。内容はファンへのサービス程度でも嬉しいと思ってましたが、さすがストーリーテラーの萩尾先生!全然その上を行く密度の濃い面白さでした!長い歴史を持つ吸血鬼たちのエピソードはまだまだ沢山ありそうで、もっともっと続きを読みたくなります。今巻で語られたエドガーにとってアランがどういう存在なのかが深くて感慨深かったです。
独特な世界観
ネタバレ
2017年7月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ あの名作の続編ということで期待半分、不安半分でしたが面白かったです!新しく登場したファルカという名前のキャラクターがいい味出してましたね。空間移動が可能なファルカに、いつもクールなエドガーが驚き若干振り回されていたのが新鮮でした。あと、アランってこんなにやきもち焼きでしたっけ・笑 この二人の絆も描かれていて心がじんわりしました。
続編を出して下さった萩尾先生、ありがとうございます!!
続いている物語
2017年7月30日
久し振りの新作ですが、内容が充実しています。小さなコマでこんなに表現できるのかとも思わされました。読んでいて、過去のシリーズを思い出します。歌を歌ってたな、子供育てたな、1週間出かけていたな、懐かしいポーの村…。エドガーのアランに対する気持ちも強く表現されています。
人もバンパネラも、生きていく難しさや苦悩や喜び、悲しみ、孤独感、執着、滑稽さ、願い等、様々な思いを抱えていて、根本的には変わらないように思えます。
永遠の美少年🌸
2017年7月28日
少女マンガ界の金字塔♦♦♦
幼い頃『ヴァンパイヤ』『ヴァンピール』という言葉も、旧き佳き英国の薔薇文化?も、ドイツのギムナジウムも、恐怖と美は表裏一体というコトも、この漫画で知りました♦
思春期に『ポーの一族』で腐や耽美にハマった方々は、この続編(と言うか、番外編?)を、甘くも切なく懐かしい、複雑な思いで読まれたのではナイでしょうか?♦
エドガーが初恋の人💗な方、私ダケじゃないと思います(遠い目。。。)♦
『吸血鬼』という伝説的な怪奇モチーフを、永遠の時を生きる美少年たちで描いた名作中の名作。。。
『インタビューwithヴァンパイヤ』も『トワイライト』も、この名作に比べたら色褪せて見えます(贔屓目?)
萩尾センセのdramaは、いつ読んでも素晴らしく、40年前も40年後の今も、キャラクターが本当に存在するかのようで、二次元の紙面の世界に、香りや色や空気感まで鮮やかに描かれています🌙
そのため、読者は世界観へ引き込まれ、エドガーが、アランが、目前にいるかのような錯覚に捕らわれてしまうのです‼
こちらは続編ではなく、番外編的なストーリーで、まだエドガーがアランと暮らしていた頃のコト🍒
初登場の仲間やポーの村の秘密なども描かれ、なにぶん、40年経てますから、センセの絵柄も多少なりと耽美から離れ、現実的に。。。戦争やヨーロッパ諸国の時代背景はサスガのリアリティー♦
何はともあれ、超シスコンで憂鬱なエドガーと、ワガママで子供っぽいアランが、再び『そこに居る』という幸せ🌸。。。
往年のファンなら、たまらないコミックです👑
ラストが切なくて
2024年11月13日
1944年1月ロンドンからウェールズ地方の島の屋敷に移ってきたエドガーたちは、ナチスからの逃れてきたユダヤ系ドイツ人の姉弟と知り合いになる。弟のノアが川に流されて心神耗弱状態となるブランカは、運転手に強引に想いを寄せられ白髪になってしまう。ドイツ語の歌を歌う成長したノアの姿を見るブランカの眼差しが悲しいです。40年ぶりの新作ということで飛びつきました。著者が「絵が変わった」と言われていましたが、しだいに気にならなくなり、そう違和感もなく物語世界に没入できました。
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面白い
2024年7月31日
主人公たちがふとした瞬間に自分たちの存在について考える瞬間が好き。バンパネラをどのような存在と捉えるのがいいのか。
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永遠の時を生きる者はほかにも・・
2023年8月8日
ファルカという存在、オットマー家の代々の病。ポーの村の皆の眠りをわざと連想させる? 「さまよえる者」、やはり近いところにエドガー達と近い存在がいる。彼らは長いときの中で広く同族として助け合う。しかし時に考えてしまう自分の存在感の危うさ。
ブランカはあのときエドガーをどう想ったか。手をさしのべたとき。
また、クロエも不気味だ。執念深さが不安感を煽る。
その中で、ブランカは歌をうたい、エドガーと心を通わせようと。好意と反感。
たくさんのパーツが入り込んで絡み合う。死があり、「気」のやりとりがある。
子どもの突発的行動のアクシデントが波紋が広がるようにそれぞれのこれからを変えて行ってしまう。
「見える」ってなに?わからない・・・私には急にこれ迄とジャンプした異能の芽生えに思えて、ますます世界観がわからなくなった。
そして、ブランカの空虚、その後の彼女の生。
それが萩尾望都先生の描かれた「春の夢」。ブランカの見ていた夢はあの頃のもの、もはや叶わぬ遠いものになってしまった。
私が昔見たエドガーもアランも居ない。しかし、そこに作者が同一人物として扱う以上は、そうなのだと考えるほかはない。青い霧らしきものは感じ取れた。しかし、黄昏は感じ取れなかった。
永遠の時を生きる、その意味が物語を貫いている感じはした。
永遠の少年たち
ネタバレ
2023年4月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 終わってしまったはずの『ポーの一族』、エドガーとアランにまた会えると大喜びで購入しました。40年の年月を経て絵柄は変わり、リアリズムが透明な叙情性にとって変わりはしましたが、とにかく嬉しかったです。
名作『小鳥の巣』が始まる前のお話。アランは安定の我がまま、焼きもち、お子ちゃま全開。でも優しい子だし、エドガーが一人でヴァンパイアの闇の部分を背負っていることを気に病んでいるのですね。エドガーもアランがダークなものに触れないように守っている。多分、アランが永遠のお子ちゃまだからエドガーも永遠の少年の時間を享受できるのだなと、一段と思いました。
2人でずっと幸せにしていて欲しいです。
1944年
ネタバレ
2023年1月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ やっぱり絵柄がかなり変わってしまって雰囲気違いますね…
でもアランが子首傾げてるシーンとかは昔を彷彿させます。
吸血鬼でもポー以外にも違う一族があるとかなかなかの新エピソード。
100分DE萩尾望都
2021年5月4日
正月にEテレで特番やってたのを見て、感化され購入。
これはまた現在のやつじゃないのね〜。
改めて見ると萩尾先生の画力に感服。
番外編かと思ったら
2019年8月17日
雑誌で第1話を読んだ時に、番外編かな?ちょっと雰囲気違うし…と思ってそのまま続きがあるのも知らずでしたが、先日「ユニコーン」を買って読んだら全く話がみえず、この春の夢が1巻だと知って購入しました。たしかにこれだけ読むと番外編っぽいですが、これらの話が絶妙に次巻のユニコーンに繋がり、40年前の話の続きになっていました。少女の頃読んだのと違って夢の中というより社会的だし、アランがなんだか別人なので昔との違いを楽しむのもいいかもしれません。私的にはあのまま終わって欲しかったですが別物として続けて読もうと思います。
古い読者ならではの感じ方です
2019年2月26日
以前、夢中になって読みました。そのせいか以前の絵に馴染み過ぎていて濃くなっているエドガーに違和感を覚える…、以前のエドガーではなくこの間の先生のいろいろな作品の要素が重なっているような垣間見えるような気がします。読み手である私も単純に読み耽けていられた年齢ではないせいでしょうね。でもこれこそこの作品の真髄。時間を経る、変動する周囲というものから切り離されたエドガーの存在がいかなるものか、を考えよ、と。更に自分の来し方をも振り返ることに。
久々に読んでみた
2018年11月2日
昔大好きな作家さんでしたが、絵が今風?なのか変わってしまったのが残念。アランはもう少しで良かったのにと思い、ちょっと残念。
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クオリティー高い
2017年12月24日
ずっと好きな作家さんです。ポーの一族は、アランが柱時計の中で燃えていく(永遠の時間が終わる?)という象徴的なラストで終結したのだと思っていました。今回(番外編のようですが)二人に再会できて嬉しいです。萩尾さんの絵柄って西洋古典画っぽくないですか。なんか、ルノワールの絵とかを下敷きにしてデッサン力を磨かれてきたみたいな雰囲気があります。ビアズレーの影響とかも・・
時を経てこそ
2017年8月1日
変化を楽しめる人に。萩尾先生の偉大さはさしおいて、かつてのポーの一族とはテイストが変わっています。それはそれ、これはこれと思った方がよいかも。
それでも、おもしろさはかなり、ある。読んで損はないです。この後も続刊するんですよね??とても楽しみです。
続編!!
2017年7月30日
お母さん世代の、今の少女漫画にはない奥深さや繊細で優美な世界にどっぷり嵌まってポーの一族も何度も読みました。
アランが死に、エドガーも消えてしまった最終回、切なかったけど多くを語らない漫画だったから特に不満はありませんでした。でもこうして続編が出ると確かに気になるところもまだたくさんあったことを実感。ただ、大好きだった繊細さや完璧な美しい絵は少し崩れてしまっていてすごく残念。。クールなエドガーも表情豊かになってしまっています。それが終始気になってしまうので☆−1です、
それでもあのポーの一族の続編が出るなんて!!やっぱりすごく嬉しいです♦♦🖤😄
少し…残念
2018年11月21日
初期の頃の萩尾さんの作品はみなミステリアスで大好きな作風でした。ポーの一族の世界観は秘密に包まれたままにしてほしかったような…。説明され過ぎて少し残念でした。
母に勧められて....
2021年2月7日
だめです。。吸血鬼?なのかな?
とにかくキラキラしてて、、入ってこない。。
人を選ぶ漫画かも。。
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