ネタバレ・感想ありねぇ、ママのレビュー

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みんなお母さんから生まれる
2024年1月7日
ILove mom
子どもは、無償で母を愛してくれる。
母の愛は無償では無い。
交尾、妊娠、出産は本能である。
子育ては、忍耐と理性を必要として体力気力も要るのだ。
みんな持てる訳では無い。
高等哺乳類の特徴の一つに育児の代替機能がある。
母親でなくても育てることが出来るというシステムで人類は生き延びてきた。ただそれだけ。
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美しく愛おしい人々
2023年2月8日
子供の頃読んでいたらあんまり響かなかったかもしれませんが、親になり、歳をとった私には、美しくて愛おしくて涙が出てくるお話でした。
短いお話ですが、その短さと余韻がまた良いです。
電子で買いましたが紙でも欲しいなあ。定期的に本棚から引っ張り出してきて読みたくなります。
泣けます
2022年11月28日
この空気感、表現力に脱帽です。コマ送りが素晴らしく、静寂や背景の音が聞こえて来るようです。物語は淡々と進みます。人物の心の声が補足されているわけでは無いので気持ちや思いは表情で察するしかありません。それぞれの優しさや、哀愁、いじらしさ、人間の複雑な心模様。人物たちがどのような思いなのか、あれこれ考えを巡らせながら読了しました。本棚の奥にしまっておいて、ふとたまに手にして読み返したくなる本です。
何度も読んでいます
2021年2月3日
こちらを購入してから、何度も読んでいます。小学校低学年の子どもがいて、子どもが寝付いた後にたまに作者の作品を楽しみます。
この本は、どの短編もそれぞれの良さがあって、ゆっくり読んでいます。
もっと他にも短編集が増えたら嬉しいな。
素晴らしい
2020年12月7日
二児の母です。子供たちは小学生低学年。子供たちが寝入った布団の中で読みました。
涙が止まりません。同時にもっとこの子たちといたいと思いました。また、私も母に思われここまで来たのだと感じました。きっと誰しもが身近に感じられるストーリーだと思います。
見事な風景に圧倒
ネタバレ
2020年4月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 母親に関する短編集です。
母親の気持ちをかえりみない子供、子供の気持ちをかえりみない母親がでてきて、少し胸が痛くなります。

そんな中、stand upというお話に出てくる湖畔が素晴らしいです。絵が上手いな、というのではなく、引き込まれる感じ。
これどこなんでしょう、行ってみたいわ。立ち直れないほど辛い時、友人と旅行に行き、美しい滝を見て、また頑張ろうと思ったことを思い出しました。
しみる
2019年8月31日
はっきりとしたハッピーエンドもバッドエンドも無いのだけど、どの話もずしんと響く短編集。育児中の方に特におすすめ。
涙自然に流れます
2019年7月3日
全てじんとくるお話でしたが夕焼けカーニバルに涙がとまりません。現実でもこんな優しい人達がいてくれたらいいのに。と世間で起こる様々な事件を思い出して考えてしまいます。
素敵な世界観
2019年4月6日
何度でも読み返したくなる、大事にとっておきたい作品。お話は淡々と綴られますが、ページから溢れ出てくる詩情が素晴らしいと思います。夕焼けカーニバル、泣けました。
泣けます
2018年11月15日
夕焼けカーニバルが泣けて仕方なかったです。お母さんの愛情、人間の身勝手さ、いろんな思いが静かに描かれています。絵柄がかわいらしいので、また味わいがあります。
じんわり
2019年1月12日
母に限らず誰かの愛情ってほんとに大切だと感じる。じんわり涙が溢れてきた。読後、なんともいえないすっきり感。また気持ちが落ちたときに読むと思う。
足先がキュート
ネタバレ
2023年2月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 池辺先生初めて読んだ。人物の全身の絵のフォルムがなんか好き。足先がきゅっとすぼまるような感じで、胴体がまるっこい感じで。特に走っているときの後ろ姿の感じが、ふわっと宙まで飛んでいきそうでなんか好き。
タイトル通り、母親が主軸にある短編集だけど、全体的にあんまり母母してない。母親そのものはほとんど出てこないお話もある。母親バンザイ、母親ってすばらしいみたいなのはまったくない。語られていることは重いんだけど、セリフや言葉は少なくて、絵で語りかけてくる。作品内容のところに、「それでも母親はすべての子どもたちを照らす優しい光」と書かれていたけれど、この短編集ってそういうことが言いたかったのだろうか。そういうふうには私には感じられなかったけれど、そうなのかな。
「stand up」というひきこもりの男の子の話、きれいで圧倒的な大自然の風景に生きててよかったと思い、まったくの赤の他人とのちょっとした心のふれあいになごみ、自分を受け入れ待っていてくれる人のもとへと帰っていく。何も解決してはいないけれど、何かが彼の中に育まれた気がする。すごく好き。
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作家名: 池辺葵
出版社: 秋田書店