自分が毒家系育ちと気付いてから、色々な毒親本を読み漁りました。ダントツ分かりやすいです。
絵がキャラクターっぽいとゆうか、いい意味で簡素で柔らかいタッチなので、一線引いて冷静に読めます。
ただ、作者は、かなりしんどい思いで描き上げたのだろう力作です。
毒親育ちの
・行動パターン
・陥りやすい考え方(認知の歪み)
・閉じられた家族空間での常識とと世間値とのズレに大人になるまで気付かなかったことなど、、、
行き場のない、どうしようもない生き辛さが克明に描かれています。
明らかに「家っておかしい」違和感を抱えつつ「自分の家はそこまでじゃない…」と、自分の痛みを見て見ぬフリとゆうか、自己評価が低いあまり相対化して見てしまう部分など、共感できました。
他人から見て「酷い」の強弱でなく、程度はどうであれ、自分がつらかった気持ちを軸にしていいのだと教えてくれます。
そして、毒親本によくある、宙ぶらりんな終わりでなく、優しさを感じ、かすかな希望を持てる本です。
この著者の「毒親サバイバル」も必読書です。