オメガバースでオメガ受けがぐいぐい行くのは珍しく、翻弄されるアルファ攻めが何か愛しい。受けのビッチっぽさの背景や感情など、話が進むにつれ両者それぞれの因縁がわかってきてからが面白かったです。他の方もコメされているように、意味不明なタイトルとアホエロっぽい表紙が内容にそぐわない…。いやまあそういう一面はあるけれど、打ち出し方としてはもったいない。攻めの父親にラブだった受けが、同じ顔の攻めに対していろんな感情を持つのは分かるけど、攻めが父親の葬儀で(対外的には無関係の子供に見える)受けに対して罪悪感を持つところだけはイマイチ理解しがたく。そこだけが納得できなかったので、限りなく5に近い☆4つで。