ネタバレ・感想あり秘すれば花のレビュー

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作者買いです
ネタバレ
2025年10月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大竹直子作品バラエティーパックといった感じで、様々なタイプのお話が楽しめます。
「女敵」四代目鶴屋南北のお話です。殿を想いながら俵蔵に抱かれる権八さんが切ないです。斬り合いのシーンが素晴らしいです。
「虜」小姓として仕えている主に散々弄ばれた末、新しい小姓に心変わりされた信之丞。主の息子を辱めることで恨みを晴らそうとするけれど・・・。この8ページに私の性癖が詰め込まれていて最高でした。もう少し純粋で幼気な若様を愛でていたかったです。
「乱刃」有名な牛若丸と弁慶の出会いのお話が、大竹先生の妄想力でまさかの展開に(笑)基本ショタ受けが好きなのですが、これはこれでアリだなと。先生の笑いは落語とオヤジギャグを足して2で割った感じがして癖になります。
「戦国とりかへばや異聞」男女の双子で見た目はそっくり。殿さまの跡継ぎとして生まれた2人。姉の方は嫁ぐことになります。幼い頃から2人の守役として側に仕えてきた加納久は、姫に身分違いの恋をしていて・・・。このお話、いくら合意の上とはいえ加納のしてることが最低です。でも世間知らずで純粋な尊き若様に免じて、加納を許すことにしました(笑)
「秘すれば花」足利義満と鬼夜叉(後の世阿弥元清)の出会いを描いたお話。殺し屋に囚われた鬼夜叉が、桜の木に縛り付けられ暴行を受けるも、その体験中何かが開けて、スランプを見事脱出する。ヤられて殺されるっていう時でも芸の事を考える12歳の鬼夜叉、さすが後世に名を残す天才なだけあります。義満が自由過ぎて笑いました。
「血の小姓」実の兄弟、近親相かんものです。ほぼプラトニックな関係で終わるのでエロいことは何もありません。物理的にめっちゃくちゃ痛そうで、悲しい最期を迎えた2人に想いを馳せる余裕がなくなりました。
「あんこ之助がゆく!」4コマ時代劇。和菓子擬人化BLで、大竹先生のオヤジギャグが炸裂。

「天正鬼童剣」鬼童と恐れられた松千代が明智光秀一家を助けるお話。光秀がめっちゃ良い人に描かれていて、娘の珠が超可愛いです。
「明治浦島細見記」こういうご都合主義が過ぎるハピエンは嫌いじゃないです。むしろ好き。しかし、海苔問屋ってそんなに儲かるのかな~?太郎は相当な額のお金を吉原で使っているはず。
「酔いざめの柿」完全シリアスな悲恋ものなので、読後は少し切ないです。
1巻の巻末に作者様による全作品への解説がついています。
耽美
2025年5月6日
眉目秀麗な人物描写
衣装や背景も細かく丁寧に描かれていて、ため息が出ます

「いたす」場面はちょっと、浮世離れしているかんじがするのですが
あまり激しくないところが、想像力を駆り立てるというか
秘事という言葉が似合う雰囲気があります

歴史もの、創作と史実のバランスが絶妙だと思います
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絵が凄くお上手です
2018年10月7日
1も2も短いのがいくつか入ってます。絵が上手いのでその世界に浸れます。色事は1巻目の方が多いですね。内容的にも。印象も2巻目より残ります。色っぽかった。線が綺麗で身体の描き方が上手い作家さんだと思いました
短編集
ネタバレ
2021年6月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 美貌と剣術の腕。主従関係。新たな生き方。美しい絵と真っ直ぐに生きている人達のストーリー。
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主人公が皆超美形ばかり
2020年8月27日
この方のお描きになる主人公たちは完璧に近い美形ばかりなので、まず絵に酔うことができます。
美さゆえに報われない薄幸な少年、無事愛し愛される間柄になれた幸せな少年たちもいます。悲劇の方が完成度が高かったと思いますが、B Lのお話ははいつの世でも幸せな話であってほしいと思っています。
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BLでした
2019年9月25日
ジャンルに記載がなかったですが、BLでした。本の紹介には男同士と書かれてますが。
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