秋里和国さんのBL漫画、(少女漫画のカテゴリに入っているけどBLだと思ってます)馬術でオリンピックを目指すシュウヤとジャン・ポールの話。本作は何十年も前に紙で持っていて、大好きで何回も何回も読み返して、好きな台詞など書き留めておいたりしてました。最近、他のBL作品をシーモアで読んでいて、3回出会って運命を感じたという台詞に戦慄を覚え、それ何かで読んだ…なんだ…?水平リーベ!「万物は原子よりなるということを」だ!思い出した時は震えた。そしてシーモアで検索したらあったので、購入してまた何度も何度も読み返してしまった。何十年も前に読んだので古い作品ではあるけども、私のBL原点作品であり、今読み返しても心に沁み入って胸がいっぱいになる。「君に初めて会った時 この広い世界でもうあと2回君と出会ったなら 僕は君を離すまいと思った」「人は一生に何度思うんだろうね 自然の大きさの中で自分という人間がちっぽけなものであるってことをさ 神様は僕の悩みなんか一笑にふしてしまうに違いないんだ」「僅かなことが我々を慰めるのは 僅かなことが我々を悩ますからである」など、心に残るモノローグが多いのも好き。好きな場面も多すぎる。キスシーンを見られて直立不動とか、泣きながらの障害とか、ヒヤマとの過去とか。今、また本作を読み返せて、とても嬉しい。全く色褪せていないことに感動。