腐女子というものは、幼馴染み、家族には秘密の関係…と聞いたら、いちゃいちゃだけでなくそこそこのレベルの悶着を期待するもんです。ところがこれは何?ずーーーーっっっといちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃ……しまくっててろくに勉強などしていないのにテストの点は良かっただぁ!?なめてんのか。
家族はうっすら察してるけど微笑ましく見守ってるだけ、お友達も受けのコミュ障ぶりを「そこが可愛い」とか受け入れちゃってて、特にお話に絡んでくるわけではありません。こんなん設定の無駄遣いでしょ。
と、ムカつきながら読んでいたのですが、同じ作家さんの金太郎飴のようにテイストが似通った他作品を、先日そこそこ楽しんだ自分もおります。サキュバスとか設定自体がエロ志向のものなら楽しめるのかも。中途半端に高校生日常みたいな、多少なりともリアリティーを求められるお話にはこの雰囲気は向かないなと思いました。