異世界で召喚された聖女が二人いた!というお話。最初に主人公は国の王子に存在を気づかれずにもう一方の女の子にしか声を掛けずに聖女と持ち上げてしまう。それに続くように家臣達も主人公をないがしろにしてしまい、主人公の方はさっさとこの世界で強く生きて行けるように現実的な行動を取り試行錯誤していく内に聖女の能力を発揮していく…もう一方の女の子は性格が悪いと言う訳ではなく、少々心が弱いようで、1人残された異世界で(罪悪感からか)面倒を見てくれる王子に依存し、何も考えず指示に従っていよう…という感じ。むしろ王子、お前だお前。
魔王という大きな悪の存在に立ち向かうと言う訳ではなく、日々仕事をしたり、勉強したりと日常生活を描いている。これから恋愛、もう一人の聖女、魔物の存在をどう絡めて纏めていくのかこの面白さを損なわずに描いていってほしい。