攻めが元いじめっ子で受けが元いじめられっ子で、
大学に入ってからくっつく!という話なんですけど、
まあ、高校時代に、攻めが同性を好きになったことのショックで受けに対して酷過ぎる態度を取ってしまったことは百歩譲って理解したとしても、それをキッカケに周りの子まで便乗して虐め始めたら、それはお前助けろよ、って思いますね。
恋愛感情持ってたの認めたくないとか言って、好きな子が虐められてるのを転校する程追い詰められるまで放置するとか、信じられない。どんだけ自分のことばっかなの?
個人的には、いじめっ子といじめられっ子がくっつくBL自体は好きなんですよ。話の持っていきようでは。(個人的にはいじめっ子の方が受けになるパターンが好みだけど。)
なんだけど、この話は、攻めが最低のことをしておきながら、なんか根はいい人っぽい感じで話が進んでいくのが納得いかない。
いや、根っこは卑怯でしょこの男。美談にされても困る。
誤魔化し誤魔化し受けに近づいて、なんかキスしたりエッチしたりする前にちゃんと謝れ。話はそれから。
まあ、漫画なんだし、すれ違いを描きたかったという作者さんの主張からすれば、多少無理があってもこの設定がよかったのかもしれませんが(実際すごい高評価ですし、確かに攻めが何考えてんのか分からないから途中までは引きがあった。)糸永君の優しさとが可愛らしさのコーティングがいい感じなのでなんか「綺麗にまとまりました」って感じですが、攻めが卑怯者なので、どうも釈然としませんでした。