いつもネガティブ発言ばかりしている男が「死んだら俺が食べてあげる」と言う幼なじみと恋人同士になるお話。
設定は幼なじみで親友でもあるキスミくんの執着ヤンデレ愛ということで悪くはないと思うのですが、読んでみるとありきたりな展開で進んでいくだけでした。同居して、ちょっとしたお仕置きで部屋に閉じ込めたりしているうちに雄馬が自分の気持ちに気付く、というありふれたストーリーにまとまってしまっているのが残念です。キスミくんという一風変わった名前を活かすこともなく、食べてあげるといっても特殊なプレイもなし。食べたいくらい好きという重い愛情表現だけで話が展開され、タイトルで期待したような内容は特別ありませんでした。名付けや「食べてあげる」というネタが面白かっただけに、良く分からないストーカーの話とかではなく、二人のお話でもう一捻りあったらもっと良かったかなと思いました。