表題作は根暗コミュ障の守谷に武内が声をかけて友達になるのですが、徐々に守谷が武内のことを恋愛対象として意識し始めるお話で、守谷が可哀相なくらい人間関係が築けない子でした。でん蔵先生はこういう人物を描かれるのがすごくお上手で、読んでいて胸が痛くなりました。「ぼくらの夏休み」はスランプ中の官能小説家、月代37才と大学に入るため勉強中の勇気19才、リフレッシュの為に訪れた民宿での2週間のお話でした。今回、エロは抑えめでした。2作品ともお互いが気持ちのある感じで読後感はよかったです。2018年6月 総167ページ 修正はトーン、トーン+白ペンぐしゃぐしゃ。