ネタバレ・感想ありばるぼらのレビュー

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ミューズプラス魔女イコールバルバラ
2021年12月24日
実写映画のタイトルにもバルバラとあります。しかしムネーモシュネーはミューズの母親、原作品中にも、ばるぼらはモシュネーの末娘とあります。すると本来は、ばるぼらはポリュムニであることになりますが、なぜばるぼらなのか?そこで聖女バルバラから発想したのでは?聖女バルバラは美し過ぎる為塔に幽閉されて育てられ禁じられたキリスト教を信仰したために拷問にあって亡くなりましたが奇跡の復活を何度もした。そこで手塚はこのバルバラがミューズとして転生したと考えてバルバラの別名であるばるぼらと名付けたのでは?魔女であると言うのはあたかも魔女狩りの対象として拷問されたバルバラのイメージに重なります。
それはさておき芸術とは何か?死と生の狭間に刹那に浮かび上がる記憶を刻んだものとしての芸術の儚さがばるぼらに象徴されている、手塚の絞り出した苦悩の産物として是非読むべきです。
皮肉だけどファンタジック
2020年10月16日
痛烈な皮肉漫画。前半は七色いんこやブラックジャックのコンビのようなコミカルさがあって読み進めるほどにキャラクターが愛おしくなってきますが、後半は一転暗い影を落とし始めとんでもないことになっていきます。そんな奇妙で目まぐるしく変わる展開に引き込まれ一気に読んでしまいました。皮肉漫画だってことは最後まで読んで思うところですが、皮肉りながらもファンタジックに描けてしまう手塚先生は流石です。とにかくお話が面白いので映画化でどのあたりがどうなるのか興味が湧きました。
寂しいなあ
ネタバレ
2023年8月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 名だたる作家や芸術家を虜にするなぞの女、アル中のバルボラちゃん。稀代の流行作家、美倉陽介まで虜にし・・・。だが聞いて驚くなかれ、バルボラちゃんは、実は呪術団体要人の娘、そして芸術の神様のミューズだったのです!
って、暇潰しに最後まで読みましたが、ラストが寂しいね、寂しすぎるよ。バルボラちゃんのお母さんも、一見、人情家に見えて只の悪人です。ひでえや。
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