ネタバレ・感想あり草かんむりと嘘つきの庭のレビュー

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素敵
2023年6月30日
お庭だけの世界ですが、壮大な世界観のように感じます。少し理解できないところもありますが、美しい情景が好きでたまに読み返します☺️
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アタゴオルは猫の森、を思い出す
2020年1月2日
小人がみえる偏屈な雇用主と、気が弱いくせに頑固な雇われ人の青年。庭を世話する2人は、庭に出没する小人の群れを管理して、豊かな庭をつくっていく。軽率に小人を踏みつけて害したり、薔薇に悪さする小人を処分したりと、残酷さと不思議さが同居する独特な世界観で、惹き込まれて読みこんでしまった。わたしが和風ファンタジー児童書の佐藤さとるや、柏葉直子、岡田淳でスクスク育った世代なので、世界観がなんとなく懐かしくて、愛おしかった。
美しく時に残酷な世界観
2021年1月24日
小人が見えることを隠し続けてきた青年が、同じ目を持つ庭の主と出会ったことから始まる、庭師(小人)たちとの共生を描いた物語。
小人の庭師が存在するといった、まるで絵本の中のようなファンタジー空間だけど、庭師の怖さや理不尽な生と死がはっきりと描かれる残酷さを併せ持ったような、穏やかで美しいお庭の中に毒が垣間見える独特な世界観です。庭師目線でも本にできそう。
ちなみに庭師は喋りますが、人間と庭師との会話はほぼありません。
人間は庭師の習性を利用し、庭師にとって自分たちを認識していない人間は隕石扱い。
共生しているけど、お互いの住む世界がきっちり分かれているのが何とも面白い。
ストーリーもキャラそれぞれの人間臭さや心情の変化が丁寧に描かれており、1話1話綺麗にまとまっていて読みやすかったです。
世界観は大好物だし面白かったのですが、何だか同人誌を読んだような読後感。
上手くは言えないのですが、なんとなく合う合わないがはっきり分かれそうな作品だなと思いました。
作者様のSNSで本編のこぼれ話が読めるので気になった方はぜひ。
自分には、、
2023年5月8日
あまり合わなかったかなと思います。フォローさんがレビューしてて世界観も好みだったんですけど…。
機微が唐突な点と、結局何だったんだろうって置いてけぼりくらう感が随所にある点で、読後感がモヤモヤしました。世界観も全体的にフワッと曖昧のまま終わるのであまりプロっぽくないというか、分かりづらかったです。
互いが互いを見えてない状態で人間と小人が共存していたり、庭の所有者である爺さんが死後幽霊として若い姿で庭守りしてたり(食事は盛り盛り摂るとかマジ謎設定だが)、プロットは面白かったのに勿体無いなと感じました。
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