『赤い糸の執行猶予』のスピンオフ(赤い糸シリーズ第2作)です。シリーズ3作を一度に購入し、順番通りに読みましたが、本編は全く刺さらず。スピンオフのこちらの方が好みでした。
シリーズものですが1作目読んでなくてもお話理解できます。
運命の赤い糸が視える・切れる縁切り屋の神沢くんと、依頼人の原さんの物語。
ストーリーは正直先が読める感じはありますが、キレイにキュッと纏まってると思います。
神沢くんは自分の能力ゆえの特異性で臆病なところがありますが、原さんがデロデロに甘やかし、包み込んでくれる感じで良かったです。溺愛モノ好きなので、、。
主人公二人のキャラクター、どちらも好きな性格なんですが、ストレートの原さんが出会って2回目の神沢くんを脇目も振らないほど好きになる流れは若干違和感が。ん?ストレートだよね?そんなすぐ男の人好きになるかな?と、、
原さんのセリフも若干芝居がかってる感じでやや引っかかるところも。
でも神沢くんを溺愛してるので、気になるところも片目瞑れます(笑)
好みのテイストの絵ではないのですが、一作目より絵がキレイになっていてキャラクターのイケメン度が上がりました。
思いの外エロシーンもしっかりあったので、BL作品として比較的満足感を感じる人が多い作品な気がしました。
表題作のみ、総194ページ。☆3.5。