すごく変わってる訳ではないのに、どこか違う。漫画として切り取られたにしては何のイベント性もない、そのくせ女子高生主人公には結構な変化であったりする。淡々とした日々が少しだけ色づき変化したかな、程度。あまりない景色(心の景色も含め)をサクサク出してくる。理想的なまでにキラキラした学園生活を送ってる、作り話めいたところがない。主人公達の、小さな小さな日常の中に、それぞれ関わり合いになる男の子とのやり取りが、私たちが普通と思うキャラの関係性からズレている。
一歩間違えば、男の子は変人の類いで、その消極的というのとも違うキャラが、主人公にはどこか馴染む、いつの間にか慣れた関係になっていく不思議。むしろこの組み合わせで説得された、という感じ。
なかなかない作風とお見受けした。
絵は話の内容に合わせるかのように、はしゃがない。
ただ、ギャップがある人物も取り入れても良かったのでは?
あと、舞台裏?、というか、支度部屋を見せてくれたのは、私は要らなかった。