ネタバレ・感想あり私の血はインクでできているのよのレビュー

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可笑しく楽しく涙ぐましくかわいい活動記録
2023年3月25日
好きなことをやってる人のその熱中ぶりは、読んでいてほほえましさを超過して、感銘に近いものが。
どのエピソードも今日までの久世番子先生を形成してる下地として、どれだけ描くことがお好きかを窺わせるものばかり。同人誌の活動以前のところで既に、あらゆる場を活かし、また機会を造りだし、経路や販路(?)の限り尽くして、ご自分の創作物等を世に送り出そうとする、正にインクまみれの半生が、羨ましい位そのベクトルにブレがなくていい!
なんでもなにかに夢中になれるものを見つけている人のエネルギーって、読んでるこちらが焚き付けられたようで、本書はサプリメント効果がある気がする。
そして、随所に笑いを取りに来る。
ご自身の絵として人間の体をしていない形態で描いている点、それは照れから始まったのかもしれないが、その笑いに妙な生々しさを除く効果をもたらしもしていて、悪くない。
この主人公の異様な外見に怯む人も居るかもしれないが、ぜひそこを承知で敢えて先まで読み進めて欲しいものだと思う。
池野恋先生の「ときめきまんが道ー池野恋40周年本ー」の上巻を思い出す。池野先生は真面目に正面から幼少期からプロへの半生記を著されたが、久世番子先生の本書の方は当事者を斜めから横から、或いは大人になって振り返る角度でネタにしたな、という作り。自分の奮闘ぶりをちょっぴり自虐的に楽しむ感覚で、そこに、まさしく「インク」の世界にどっぷり浸かる先生を見れるのだ。
実は面白すぎて飲まず食わずで半分来た。一旦中断してレビューしたいと思った所でここを書いている。読後追記予定。
魔女っ娘のステッキ、潮干狩、カーテンコールも笑わせてもらった。と同時に、私の記憶の蓋も確かにあいた。頭が変と思われたくないから誰一人にも言わずひっそり信じていた魔法のことや、上の学年の女子に写生で声高く嘲笑われた私の絵が全校生徒の前で消防署から一番上の賞を表彰されたざまぁエピの小学校の記憶、カーテンコールに登場のデヴィッドシルヴィアンの名前に、高校時代の仲良しが大大好きでよく教室で写真を眺めるのに付き添って休み時間過ごしたこと、先生は忘却の遥か彼方に去ったはずの、読み手の記憶の底をスルスル洗い出ししてくれた。痛い様な、ふと出てきた取っておきだったスーパーボールの様な。
でも、極めてパーソナルなエピソードをこうも笑いに包んで披露出来るというのは、非凡さだと思う。
分かりやすくて面白いエッセイ漫画
2021年7月17日
久世さんの本は以前中古で勝ったは暴れん坊本屋さんが面白かったので
こちらのエッセイも無料立ち読みで面白そうだったので購入
期待を裏切らない出来で満足です😊
絵も綺麗で時折ギャグを挿みつつ読者を飽きさせない工夫があって楽しめます
久世さんも最初から上手かった訳でも無く一生懸命描いてここまで上手くなったんですね
好きこそ物の上手なれという諺がとてもしっくりきます😁
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ハズレ無し
2020年12月23日
久世番子さんのエッセイコミックは相変わらずハズレ無しで面白い。もっとエッセイコミック出して欲しい
血中インク濃度高い!
2020年3月20日
お絵かき少女から漫画家になるまでが描かれた、作者のエッセイコミック。小学時代に描いた漫画は馬が主人公。中学時代は真言やらキラキラペンネームやら。高校時代は同人誌作りに熱中。
いわゆる黒歴史やしょっぱい厨二病などを笑いに昇華しています。オタクなら似たり寄ったりの経験あるかも?気になる「ひかりごけをさがせ」はどんな話?!
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同人
2021年4月14日
同人誌経験のある人だといろいろ刺さるのかもしれないです。
オタク少女が漫画家になるまで。
自分で締め切り設定して柱のアオリまで考えるw
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作家名: 久世番子
ジャンル: 女性マンガ エッセイ
出版社: 講談社