永井豪先生が描く新たな黙示録として圧巻の一作
旧作の精神を受け継ぎつつ、さらに深く人間の本質と悪の境界を描いていて唸らされた
キャラクターたちの苦悩と葛藤がリアルで、読んでいて胸が締め付けられるようだった
過激で容赦ない展開の中にも、美しさと悲しさが共存しているのが本当に凄く、特に終盤、怒涛の展開から放たれる絶望と希望のコントラストが忘れられない
ただの続編ではなく、“新たな問い”を投げかけてくる力強い作品だと思う
永井豪作品の真髄がここにあると感じたし、読むたびに心を揺さぶられる
デビルマンという存在の重さを、改めて突きつけられたような気がした