ページをめくるたびに予想外が起きる。
新しいキャラが登場するたびに愛が生まれる。
ムチャクチャなのにそれがいい。
それが…ドロヘドロ…!
人物から道具、建物にいたるあらゆるもののデザインが鮮烈で独特で個性的です。また、「ドロヘドロっぽい」という表現ができるほど作品のテーマが強いです。どうやってこんな世界を創造したのか、読み進めている最中に何度も呆れて笑ってしまうほどでした。
話の進行はキャラたちが担っているので、ご都合展開がなくあくまでキャラ同士のかけあいが物語を作っていることも好きなポイントです。こうあるべきだー、など正義を説く訳でもなく、各々の登場人物たちがそれぞれの目的を遂行する点も好みです。
とにかく読んでいて爽快感が溢れます。おすすめです。