「上・下」表題作+描き下ろし+カバー下+電子限定おまけマンガ収録。阿賀直己先生原作・お吉川京子先生初コミックス作品。上下同時配信。
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面白かったー!!タイトルといい、上下巻での二人のバランスといい、お見事です。以前阿賀直己先生のコミカライズを読みましたが、後半の駆け足感がもったいないと感じたことがあって。今作は漫画用に物語を書き下ろしされた作品ということで、じっくり堪能できました。お吉川京子先生の絵も素晴らしく、繊細な心情がひしひしと伝わりました。何を考えているのかわからなく、掴みどころがない養護教諭・天獄と、子供の頃のトラウマがある高校教師・青鬼のお話。病み系なのかな?と少し構えながら読み進めましたが、そんなことはなく面白い!二人の背景や感情がどんどん紐解かれ、変わっていく関係がとにかく愛しくて。特に後半の天獄の可愛さにはやられました。「上」では翻弄されていた青鬼の男らしさも素敵。大人だなーとなんだかほっとしました。描写は白抜きにて。個人的には「下」の描き下ろしが最高でした!
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「鬼と天国 上」1~5話
「欲しい言葉」描き下ろし8ページ
保健室で眠る青鬼に…。
「教職員紹介」1ページ
「設定メモ青鬼編1,2」カバー下
「それぞれの夏休み」電子おまけマンガ2ページ
アイス。
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「鬼と天国 下」6~10話
「超巨大感情VS…」描き下ろし15ページ
関西弁で。
「あとがき」1ページ
「設定メモ天獄編1,2」カバー下
「なくしたくない」電子おまけマンガ2ページ
特別。