可愛くてエッチでハートフルなストーリーが、心の奥をくすぐります。朱央作品のキモは、年下(受)がカワイイのと、年上の余裕で時にはイジワル(焦らし?)で、だけど優しく包み込むあたたかさだなと思います。 1~3話は要×洋基の、お互いの愛情を再確認すべく押したり引いたりの展開。 4・5話は高校生・東谷が何かと理由をつけては数学教師・岬センセイをヤりに来る話で、センセイが受けなのもグッドです。 6・7話では同年代同士の設定? 毎日がツマラナイ日々を送ってた金持ちの息子(高校生)・朋也が、公園で拾った日向を下心アリで世話してるうちに…。 他、作家が、彼の熱烈なファンだという編集にアタックをうけてるうちに絆されてく話(8・9話)や、単位をもらうかわりに怪しい薬の実験をさせられる大学生の話(10・11話)、昔付き合ってた高校の教え子が久し振りに訪ねてくる話(12話)で、ラストのは切な~いエンディングで、心がチョット痛くなりました。でも優しい感じは変わりません、そこに救いがあるから。 サクサク読めて、温かい気持ちで読める一冊です。