ヒロインであるコノハの妹、悪女のイアナに転生してしまった主人公。転生した世界は、自分が中学の時にしたためた小説の中だった!というストーリー。しかも、大人になってすっかり忘れていた、厨二病感たっぷりの黒歴史のような自作小説への転生は、新しく感じました。人生の汚点とも言える黒歴史の中学時代の自分を、転生先で実体験としてまざまざと見せつけられる恥ずかしさと、ヒロイン・コノハへ様々な試練を課す内容の小説を書いた自分への懺悔とが、ユーモラスに、時にシリアスに描かれています。なんとかして、ヒロインのコノハを助けたいと奔走するイアナがとっても健気。作画は、丁寧だったり荒かったりで、好き嫌いが分かれるところかなと思います。主人公のイアナが、どんなに頑張っても悪女としての位置付けを脱することができなくて、笑えたり、切なかったり、忙しいです。続きが気になる展開なので、これからも応援しております!