幼なじみでもある極道の若頭と若頭補佐のお話。
ポルノシリーズ2作目。極道という設定だからというわけではないと思いますが、前作よりもストーリーが作り込まれていて、その世界観にどっぷり浸ってしまいました。
極道の世界は血の繋がりがなくても親兄弟としての絆を結んだりすることもあって、大雅が五十嵐に持っていた憧れも絆も特別なものだったはず。それがあんな形で裏切られ、屈辱的にもてあそばれた場面では、本当に心が痛かったです。絵はキレイだし、堕ちていく様がものすごく丁寧に描かれていたので嫌悪感はありませんでしたが、読んでいるこちらも胸が痛くなる展開で辛かったです。
そんな状況を支え、精神的にも肉体的にも大雅の1番側にいたとし。彼との舎弟関係も力も欲も、存在全てが二人の愛の形だと思うと、極道の世界の絆は本当に奥が深いなと思いました。最終的に2人が幸せになれて良かったです。
ストーリーも良く出来ていますが、とにかくえちシーンはどエロです。こんなに丁寧に描くのかというくらい1分1秒、1イキするまで濃密にねっとりと描かれています。エロに特化していると言っても過言でもないくらい金子アコ先生、本当にすごいです。