短編集。藤原作品は男子が一途なのがお約束ですが、今作でもピュア男子が目白押しです。 『泣けない姫と嘘つき王子』会社の同僚のお話。泣けないと言ってる女子が、実は酔うと…っていう、最後にキュンとさせてくれる良作。 『婚活姫と16歳の王子』題名だけ見ると、恋をする相手が16歳?!て思うけど、違うのです。ちょっとファンタジーが入ったお話。 『制服姫と毒舌王子』この作者さんの社会人ものは珍しいですね。実は最初から…っていうパターンはこの作者さんの真骨頂。 『課金姫と3次元王子』と『運命じゃない人』は私には今一つだった。この2つのお話を無くして前半の3作品を膨らましてくれた方が良かった。短編集は内容に当たり外れがあるから難しいですね。