作者様買いです。毎回シリアスBLをとても上手に描かれる方だなと思っております。
1冊丸ごと表題作で290P近くありとてもボリューミーですが1冊でお話がきちんとまとまっており読了感も良いです。
あらすじは2年前とある事件がきっかけで相棒を殺害してしまい刑事を辞めた狩野尾が密かに追っている事件を捜査する先輩刑事不破をリーダーとした捜査一課特務室に呼ばれて事件を解決するお話。こう書くとBL要素がないのですが特務室で働く人々は曲者ぞろいで中でもカイリは素性も知れず感情もあまり表に出さない謎な男。そのカイリのハニートラップに見事ひっかけられて特務室に呼ばれた狩野尾はパートナーとなったカイリをなかなか信用できないけれど。。
狩野尾とカイリの関係も気になるし事件の犯人は誰なんだ?というのも最後までハラハラしながら読めてとても楽しい作品です。犯人がそっちだったかぁ〜ともっとバッドエンドを期待してしまっていた私はもっと闇が濃くても良かったのかしらなんて。
とにかく素晴らしいエロありエンタメ作品です。新しいケリ先生の代表作ですね。