レビュー下げてごめんなさい!
実は、こちらのお話のあらすじやらお試しを読んでは、性癖が個人的に恐らく地雷ではないけれど受け付けられないだろうと判断して見送ってました。
たまたま2冊目の『ドラスティック〜』を読破してとてもドストライクでとても良かったので、偏見や先入観は良くない!と思ったのと3冊目の『うそつきと狼』が1冊目のスピンオフにあたるとのことで避けては通れないならばトライするしかないと意を決して読破しました!
ははははは……色々慣れるまで大変だった涙。綾さんにはホント攻めの性癖の部分については同情を禁じえないです。やあと読んでいるうちに大丈夫になるかも?!という希望も一応あったので。
要所にお!というところやキュンもあったり綾の色気やら可愛いさやら恥ずかしがっている姿など惹かれる部分は勿論あったんですけど…攻めが最初クズでバカ過ぎて萎えました。後半盛り返したので最後まで何とか読めましたが、ストーリーに最後の詰めが甘い感じがしました。
終盤、鷹臣さんが綾の過去を勝手に暴露したシーンには、何かぶち壊れた感というか、あなたの口からそんなことを語って欲しくなかった感が満載で汗。あんな簡単に綾さんの承諾もなく過去やら事情やら容赦無く暴露して。長年世話もして来たからこそ黙っていられなかった部分があるのかもしれませんが、そんな時でも張本人である綾さんは、口を挟むことも抵抗することも出来ない立場なんだと伺い知れる端々にとてもいたたまれなかったです。個人的には、綾さんの過去の男遍歴は気にはなってなかったと言えば嘘になりますが、そこまで具体的に知りたくはなかったよー凹。あの時ばかりは流石に零司に同情したし、やはりそういう大事なとこは、綾さん本人から言わせてあげて欲しかったです。そこら辺の鷹臣さんの容赦の無さはやはりご家業がアレだからもあるんだろうか。はぁー。
因みに今回一番良かったシーンは、1P使って攻めの零司が受けの綾さんにとある台詞を言ったシーンでした。あと恋人昇格を狙って、せっせと尽くす零司の頑張りは、クズさ挽回でした。
スピンオフを読む為に頑張りましたが、やはりダメかもというのがテーマになっている場合は、難しいですね。こういう性癖好きな方の為の少々マニアックなお話でした。