完結まで読みました。オカルトならではの怖さはあるものの、それを科学的に有り得ることとして仮説を立てて展開していく物語は読み応えがありました。
ところどころ難しくて置いてかれそうになりましたが、主人公が同じように難解であることに頭を捻って分かりやすい例え話を差し込んでくれたので、最後まで楽しく読むことが出来ました。
スピンオフ元の『亜人ちゃんは語りたい』も完結しましたが、それぞれの設定というか世界観がブレることなく、きちんとリンクしていた作品だったなと思いました。
最終的に結局どうなったのか分からない登場人物たちがいるのはどう解釈したものか迷いますが、作中に出てくる観測云々などのキーワード的に、まぁそういうものか…と納得も出来ました。
1巻から読み直して、あれこれ考察を楽しみたいと思います。