真面目で仕事一筋だったサラリーマンが定年退職後に妻を亡くし、成り行き任せに風俗店のボーイという名の雑用係となって、ピンサロでこれまで見たことのなかった世界でたくましく生きる風俗嬢たちと過ごし様々な経験を積み、疑ったことすらなかったこれまでの人生を見つめ直す。
好きで結ばれた夫婦なのになぜ晩年の妻はいつも不機嫌な顔だったのか、息子とはどうして距離ができてしまったのか、なぜ同居の娘は無愛想なのか。自身の家族との向き合い方、人との接し方、関わり方、66歳の「すすむ」が少しずつ変わっていく姿に、いつからでもやり直せるんだと気付かされる。
世の中には嫌な奴も多いし、人と関わることは面倒のもとになりがち。それでも、アカの他人への優しさやちょっとした気遣いが世の中を少し変えていくのかもしれないと思える、社会に疲れた大人のための優しい絵本のような漫画です。