主人公の可愛い魔女イレイナが旅をし、そこで出会った人とヒューマンドラマのような展開になります。終わると次の街へ行き、新たな人と出会いまたドラマを繰り返す。
絵や話はほのぼのとした感じなのですが、その会う人たちの毎回のドラマが切ない。魔女だから魔法でなんとかしたれやと思うのですが主人公はドラマの流れに逆らわず見ているだけで切ない終わり方をします。
毎回いい人だと思う人に出会い、でもその人には結構な悩みがあり、助けるわけでも助けれるわけでもなく話を聞くだけで終わりを迎えます。むしろ話を聞いたことによりその人が決心してバッドエンドっぽくなってしまっている。喪黒福造パターンですよ。主人公がトドメさしてる感じがする。
もちろんどうしようもない回もあるが、決心させなかった方が良かったのでは?という話も多いので内容に歯痒さが残りますね。また魔女なのに空飛ぶくらいしか魔法使いません。
分かりやすく言うならば「家ツイて行っていいですか?」ですね。いいよと言ってくれる人って大体なんか闇があるじゃないですか。濃すぎるドラマがあるというか。だから毎回見てて切なく感じてしまうというか。アレが番組の狙いなんでしょうけども。この人よりまだ私のがマシかもって視聴者に思わせ、精神的勝利によって元気や勇気が出るというか。
人間っていやらしいものですね。