海猿という作品が話題になったのは、映像化もされた20年ほど前かと思いますか、最近の問題で、原作の方も購入してみました。映像化されるというニュースから、原作があるのを知って読み始めることも多いので、原作を先に読んで、映像化を楽しみに待つ、という風に、両方を楽しめると良いのかなとは思います。
なお、漫画の方が、仕事の危険度が高く描かれており、びっくりしました。また、潜水士訓練で工藤さんが亡くなる理由が、映画では、レジャー中の事故みたいに軽く描かれたように思うので、その辺が、海の怖さや死への悟りに対して、核を描いていないのかなと感じました。2024年は海保機と日本航空の衝突事故もあり、漫画のように乗客の半分だけが助かり、半分は助からなかったらどうなっていたのだろうとゾッとしました。なぜか今年読むのがしっくりとしました。また、その後たまたまニュースで特救隊が座礁した船のレスキューを行ったニュースを目にしたのですが、沈みかける船に跳び移り、荒波強風の中、ヘリでのつり上げ救助を7時間行ったというのを観て、実際に仙崎君のような志し高い人は確かに居るのだろうと思いました。