父戻らず、不在を狙い済まして悪い知らせをしに来た司教がなまぐさ坊主で腹黒くて。
男のなりで父探索へ向かうヒロイン、潜り込めた先の城主と、……。
ストーリー上行き掛かりあるはずのヒロインの父親が放置され気味。そしてなにかとヒロインのやりたい方向に都合良く進行するヒロイン身辺のもろもろ。コマのすき間の絵が間が持たないが為の花?模様?、なんとなくプッツリ感もある。
司教のキモいおやじぶりはよく出てる。
城の中のイベントでも叔母さんやその娘のこともおざなり。軽く揃って豚さん顔だけ出して遠ざけた。
クライマックスのヒロイン単独行動も唐突展開。
昔の出会いの持って来かたも二人それぞれの心の中の位置付けに流れがなかった。
大体過去の出会いがどちらにとっても思い出深いものであったら、城での再会時なんとなく引っ掛からなかったのか?司教は見抜くのに?
公爵の母上というのも中途半端に関わっている。
メイン二人の存在感はある。
だが、二人それぞれの、相手へ向ける意識が幼い印象。顔の描かれ方が少々雑。
指輪のくだりももうちょっと演出が欲しかったように思う。
あれこれしっくりしない。
3.5のつもりで。