昔藤原よしこさんの青春モノを読んで切なさに感情移入してたのが懐かしくなり最新作を読んでみました。
正直、こんな非現実的な夢物語を描かれるとは思っておらず色んな意味でびっくりしました(笑)
まずあしながおじさんて!!
貧乏な主人公の前に突如として現れて支援してくれるとか怪しすぎて怖いです。
犯罪の匂いがして普通断りますよね。信じませんよね。
でもこの物語は正体不明のあしながおじさんが主人公を支援してくれていました、って所から物語が始まるので、ファンタジー読んでるような気持ちで軽く読み進めました(笑)
そんでもって大体の人がお察しの通り、正体不明のあしながおじさんは主人公が嫌っていた元同級生の彼なのでした。
そんな彼、家は豪邸・社長の息子・超イケメンというハイスペック設定。
本来主人公の立場では手が届かないような人なのに、それどころか彼の方にコッソリあしながおじさんされているほど、彼はずっと主人公にこじらせ片想い中っていう。
ちょっとありえないほど夢の詰まったファンタジーみたいな設定なので感情移入はできなかったです。
でもまぁある種王道というか。
王子様相手なのに喧嘩しつつ距離が縮まっていき、互いに素直になれない似たもの同士なところは微笑ましいです。
金銭面めちゃくちゃ困ってる主人公は何もかも彼に助けられすぎで感謝してもしきれない、って状況な割には主人公言いたい放題だなって思ったりもしたけど、彼女なりに騙されていたショックやプライドもあるだろうし、事実を知っても態度を変えない彼女だからこそ彼も好きになったんだろうな〜と思えました。
いやホント羨ましいですね。
今までも支援してもらってて、家をなくしたらイケメン御曹司がいつでも結婚するぞって体で迎えに来てくれるんですよ(笑)
とりあえず羨ましいって感想しか出てこないです…。
彼はいろいろこじらせ過ぎてるし坊ちゃんのプライドも邪魔して素直じゃないんですが、それが逆に可愛くて愛を感じます。コミュ障って言われると少し違う気がしますが…。
執事さんの顔といいキャラといいとても癒されます。
名ゼリフ(?)がおググりなさいませ、なのが毎度笑わせてくれます。
今後どうなるのかな〜もうくっついて終わりかな?なんて気になりつつ、次巻を待ちます。
イケメン御曹司に愛されたい方、是非読んでください。