ストーリーはあっさり、普通な感じですが……沖縄の村（？）の、湿度の高い夏の空気感とか、庭で食べるパパイヤの瑞々しい青さとか……絵から伝わる雰囲気が良かったです。
ただ、主役二人の個性が弱く感じたのが残念。二人とも素朴で優しくて、あまり区別がつかないような……（外見じゃなくて中身が）。
生みの母と死別し、暮らし慣れた地域をほとんど出ないであろう松真と、親の離婚を２回経験し、今は那覇で暮らしている恭一の対比がもっとしっかり欲しかった。
特に、松真の気持ちの変化が作品のいちばんの核であるはずなのに、恭一や花城や先輩の影響で動かされてる感じで、松真自身の強い想いがあまり見えなかったかな。
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