「おせん」とか「瑠璃と料理の王様と」とか、料理漫画に強いきくち先生ですが。私の中では、きくち先生の最高傑作は、この「そばっかす！」柔道漫画は多々ある中、私が一番好きなのは、この「そばっかす！」。大会とか、試合の様子は、柔道は高校の授業でしか知らない、そんな私が見ても引き込まれる、文句なしの大迫力。「目一杯粘って、後のみんなに繋ぐ。私が勝つんじゃない、私たちが勝つんだ！」「負けるもんか！負けるくらいなら……あたしの顔なんかくれてやる！」迷わず顔から落ちて、一本負けを凌ぐ女子選手。男子柔道漫画でもまず見られない気迫。キャラも一人ひとりがよく描けていて、レギュラーキャラなら、全員で外伝作品が作れるレベル。執拗に相手を痛めつけるなど、嫌なライバルキャラも「負けられない。これは、私一人の夢じゃないんだぁ！」握った拳も思わず解けるナイスキャラ。もう、きくち先生が、柔道漫画がお嫌いな人、でさえなければ必読。文句なしの良作です。自信を持ってオススメします！
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