切なくて甘い胸の疼きを淡々と描いた短編集。心の芯に静かに訴えかけるような恋の物語は、どれも仄かに甘くほろ苦く…
先が読めてしまうようなありふれた恋の話。でも、主人公たちの切ない想いが読み手を堪らない気持ちにさせるから読み進まずにはいられなくなるんです。
募る想いは何処へ向かう…?
各々の想いを形にしたラストは…切ない想いの欠片を残すような、そんな余韻が心地よいものでした。甘いけど甘すぎない、これからの二人に思いを馳せるような幕引き。巧いです!
ということで、読むなら🅿購入をオススメします。
全て学生もので、友情→恋の境界線上で悩む男子たちが揃ってますので😃
個人的には三話目の「瞳に鮮やかな緑」が大好きでした。人を想うことの大切さを描いた胸に染みるラブストーリー。人が人を想う時に見えてくる心象風景は…目にも鮮やかです。傍にいる誰かに優しくしたくなるような、そんな物語。
オススメです🖤