ネタバレ・感想あり日下部さんのレビュー

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日下部さんの魅力
2025年10月20日
刹那的に身を削るようにギリギリを生きる人って、男女問わず色気を感じる。「私は生きている!」と見せつけられるようで、目が離せない。短いお話だったけど、単行本5冊読んだ気分です。
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日下部さん、17歳
2025年10月14日
押見修造先生の作品は以前からずっと気になってはいるのですが、読後しばらく何も手につかなくなりそうで、なかなか手を出せないでいました。短編ならと思い、今回こちらを購読した訳ですが、読後はズーンとなりました。この短さで、これほどのダメージを与えてくるところが凄い。
日下部さんは自称17歳で、この若さでここまで堕ちる、いや到達してるのは、一体今までどんな人生を歩んできたんだろうと色々妄想してしまいました。情緒不安定で、心を病んでいるようにも見えるけれど、そんな自分を悟りの境地でただ眺めているようにも見えます。社会で生きるには切り捨てなければ生活が回らなくなる瞬間瞬間の感情を、全部拾って生きている。日下部さんみたいに、いちいち感じていたら、そりゃこんな破滅的な生き方にもなるだろうなと思いました。でも日下部さんは、だからこそ生きてるって感じがする。その辺がエロく感じるのかもしれない。主人公の男は生きているけれど、死んでるみたい。彼は日下部さんを拒まず、受け入れて、でも離れていった時はホッとして、それでも諦めきれなくて・・・。感情を切り捨てて、死んだように生きていくのはもう嫌だと、あがいているようにも見えました。
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とてつもなく切ない
ネタバレ
2023年4月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最後のシーン、胸がギュッとなります。出逢ってからの2人の日常がすごく好き。短い物語で語られる2人の関係性、楽しいのだけれど非常に切ない。想像力を掻き立てられるストーリー。日下部さんの何かを悟ったような、超越した様な優しい笑顔、それでもどこか辛そうな笑顔、グサッと刺さるものがありました
切ない
ネタバレ
2022年10月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 何か切なくなります。想像力を掻き立てる内容ですが、エロさを要求している方はあまりお勧めしません。深みのある内容です。
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まさに押見ワールドのヒロイン
2020年11月1日
押見氏の真骨頂とも言える、若気の至りの妄想の具現化のような女の子─それは単に可愛らしく媚び媚びな、ある種の自己投影ような都合の良い存在でなく、我儘で、不可解で、時に明確な「醜さ」を持って描かれる。だからこそ妖しい色気、人によっては抗い難い魅力を放つ押見ワールドの女性…この作品はまさにそれのみを切り出したかのような剥き身の一作である。ヒロインでありながら圧倒的な「他者」としての異物感、異質感を最後まで失わず、主人公のようにその暴力的なまでのヒロインの個性の発露を愉しむことのできる人間ならばたまらない一作だろう。個人的にはヒロインの眼、あの「笑顔」に自分は一発で引き込まれてしまった。ピザを頬張る眼、人を見下したかのような、憐むかのような眼、ラストの表情、全てが目を離し難い魅力に満ちている。
押見先生の描く女の子
2022年12月22日
不思議な魅力があります。
ショートで一番可愛い女の子だと思っています。
にしても萌とかそう言うのではないので、合う合わないはありますよね。
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押見ワールド
ネタバレ
2024年4月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 日下部さんは心の病気なんだと思う。
寂しさを埋める為に必要以上に他者を求めてしまう
体の繋がりで自己の承認欲求を埋める行動をしてしまうのだろうなーと思った。
主人公の男は単に性的欲求を埋めただけだが体を重ねるうちに情が湧いたんだろうと理解する。
有る男女の形のパターンのひとつに過ぎないなーと思った。
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お勧めしません
ネタバレ
2023年9月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ とても、おしみさんの作品とは思えない。
大抵の作品を買って読んでいるが、これは、
買ってガッカリした。
テンポは少し、つげ義春さんの影響を受けているが、
リアリティはなく、主人公の性格さえわからない
不条理ものなのか?
日下部さんを受け入れられるかどうか
2020年10月13日
日下部さんというキャラを受け入られるかどうかが全てですね。
自分には彼女の魅力が理解出来ませんでした。
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作家名: 押見修造
出版社: 双葉社