ネタバレ・感想あり愛と呪い 全3巻合本版のレビュー

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ツライ
ネタバレ
2025年3月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者買いです。衝撃的すぎて辛い。自分が愛子だったら。間違いなく父親をコロしていたと思う。母親を許せないと思う。酒鬼薔薇聖斗事件は衝撃的だったと思う。彼のような事は私には出来ないけど、愛子の立場だったら影響されまくっていたと思う。なかなか読むのはキツイものがある作品ですが、読めて良かったです。
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漫画界の特級呪物
2024年10月19日
後書きには他の特級呪物の血の轍とおやすみプンプンの作者との対談が載っててそれもまた凄い。特に押見修造先生。作者の半自叙伝らしく、実父からの性暴力、母親からの行きすぎた躾、性暴力に気づいていながらも守らない母親、祖母は新興宗教信者で。もちろん父親が間違いなく悪なんだけど、どちらかと言うと母親を許せない姿が痛々しく描かれている。最終的に自分を自分で許してあげるけど、母親にも守ってもらえなかった自分を愛してあげるのはあまりに難しく辛い。通常絵が上手な先生が心のまま書き殴ったほぼラクガキ状態の作画が精神状態を表してて3巻とかもう心が痛い。作画の差が凄い。まだ囚われていらっしゃるからなのか良くも悪くも勢いが凄い。愛された経験が少ないと大人になって他者から褒められたり愛情を伝えてもらっても信じられず、性を与えないと自分に価値がないと思うらしい。自分の価値は性にしかない、自分は値しない。こんな目にあっても『普通』の人になろうと結婚して母になって酒飲んでまで人付き合いして働いてって思える先生は凄い。偉い。普通の恋がしたかった少女は、傷つけられて壊されて囚われて息をすることを受け入れる。漫画に救われた先生が漫画で我々を救う。
逆にこういう目に合ってない女性って
2023年7月24日
この世に存在するの?
程度の差こそあれ、幼少期に大人の男性から性器を触られたり
入浴を強要されたり、
そういう事をされてない女性なんか存在するんですかね。
女児が物心ついて犯行に気が付く前に
犯行を終わらせられた理性を男性が持ち合わせていたのかな。
男性は「はん、自分の娘の身体をどう扱たっていいでしょ」と
思ってるものなんじゃないんですか。「大した事じゃないでしょ、」と。
犯行を終わらせる引き際を見誤り、女児に自我と常識が備わっても
続けてしまった。又は女児が幼少期の事をよく覚えていられる記憶力の
持ち主だった。そんな場合、この主人公のように病んでしまうのかなと思いました。
幼少期に性的な事をされた子供は成長すると性的逸脱者になると言いますが、
まだ未発達な子供の海馬に強烈な性的興奮を体験させられるんですから当然の事ですよね。
それで成長した女性は性的に消費される職業に浸かざる負えなくなったりして、
フラッシュバックしたりして自己嫌悪に陥り、正常な人間関係も築けなくなる。
それなのに加害者である大人男性は無傷。
わたし、前世で何か悪い事でもしちゃったかなぁ・・・。たぶん、相当悪い事をしちゃったんだろうなあ。そう考えると少し心が軽くなります。
夜中にそーっと開くドアって最高に怖いよね!


やっぱりBLだよ。BL落ち着く。
落ちました
2023年5月20日
愛子の辛い人生にあまりにも共鳴してしまい、かなり落ち込んでしまいました。。愛子の気持ちを表す言葉に、感情移入し過ぎてしまい、苦しいです。しかし、沢山考えさせられる。そう、苦しんでいるのは自分だけじゃない。そんな事わかっているけれど、結局自分は自分でしかいられないから、そんな事を言われてもどうしようもない。愛子のぶつけようのない苦しみに、胸が痛みます
人生どうでも良くなった時に読んで欲しい
2023年5月13日
ドロドロでぐちゃぐちゃな漫画、人生どうでも良くなる時に読めば気持ちとか色々楽になると思います
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言葉に表すのが難しい
2022年6月2日
読み終わってすぐに、深いため息が出ました。よくこの作品を描きあげてくれたなぁと、心からそう思いました。作中、タナカが言うように誰しもが問題を抱えて生きています。でも、それは誰とも比べる事は出来ないし、自分の中の問題が一番しんどくなるのは当たり前です。誰かが隣に居てくれたら、誰かが支えてくれていたら、誰かに話す事が出来たら…きっと誰も傷つくことは無かったのかもしれないと思いました。読んでいてしんどくもなりますが、私はこの作品に出会えて良かったと思います。
貴重な作品
2022年5月23日
自分の人生だけでは知ることができなかった話だった。
程度が全然違うだろうが諦めと慣れについては人生を楽に生きる上で必要なことだと共感した。
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1人の人生
2022年2月21日
私の知らないどこかの誰かの人生を追体験した気持ちになりました。宗教の話は周りとすることなどまずないので、家庭によってここまで宗教観が異なるのかと気付かされました。
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自分の心理が暴かれたような感覚になった
2021年3月31日
ちょうど個人的に親ってなんだろう家族ってなんなんだろうと思う出来事があり、そんな時に棒SNSのおすすめに出て来たのでなんとなく読み始めました。
境遇などは全くことなりますが、描かれる愛子の感情に身に覚えがありすぎて、肝が冷えました。気づいたらめ顔が涙でびちゃびちゃでした。
自己分析?というか気持ちの整理の参考になりました。この作品に出会えて良かったです。
考えさせられる
2020年9月9日
勉強になったと言う表現はおかしいかもしれないが、他人のことをさらに深く理解できるようになった気がする。
続編があったら絶対に読みます。
2020年3月31日
作者と同世代です。息をするのも忘れるほど夢中になって一気に読みました。
こんなにすごい作家さんがいたとは知りませんでした。
一見ほっこりした可愛らしい絵なのに、90年代の空気と10代の逃げ場のない絶望感をありありと思い出させられました。
20年以上経ってもなお消えな苦しみをリアルに描いてくれて、心を抉られながらも、とても救われました。
難しい。
2022年8月10日
これレビュー書くの本当に難しいなと思った。とりあえず落ち込んでる時や気分が沈んでる時にはこちらは読まないほうがいいかな。そんな時に読んだら私は確実に病むな…。
何が正しいとか何が間違ってるとかはっきりと正解がでるような話ではなかったね。
3冊分なのでクーポンの恩恵が凄い
2020年10月14日
山田玲司先生はある人に「作品でナイフを見せちゃいけないよ」と指摘され、
7割の娯楽性に3割の主張を潜ませるという結論に至ったそうですが、
この作品はそのままカミソリに描かれているような印象です。

世間が不寛容になったと感じる事が多い昨今ですが、
掴みである1巻目をこのような絵柄にしてしまう事を許す
編集さんやマーケットを考えると、表現者にとっては
恵まれた環境になったと言えるのかも知れません。

売る事なんて二の次の、作者さんの自分本位な作品に見えがちですが、
読み切れば、何かを得る人は多いと思います。

春を売った女性が「自分は一方的な被害者だ」
とも取れるようなモノ言いをする事に、
「それは違うだろ…」と思っていました。
しかしこの作品を読んで、
「そう言いたくなる気持ちも分かるな…」
と思うようになりました。

助けを求める子達の一番近くに入り込めるのが、皮肉にも
性のはけ口を求める男になりがちなのだな…と…

そして「性差」を「社会」から無くす事に、
異様なまでの執着を見せる人達の気持ちも、少し分かった気がします。

幸せな人ほど理解するのが難しいでしょうし、
読むのがキツい作品ではありますが、
親に苛立ちや憎しみを感じてしまう人や、
思春期の子供の気持ちが分からないという人は、
読んでみるとココに答えがあるかも知れません。
擬似体験でもつらかったです
2023年6月12日
レビュー見ると同じような経験した方も多いのですね。私は特に毒親ではない家だったので、そこまで入り込まず読みました。似た境遇なら逆に読めなかったと思います。
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宗教二世
ネタバレ
2023年10月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 宗教二世でその上実父から性的虐 待。
それを見て見ぬふりの母親。
そんな母親とまだ交流しているのが怖い。
しかも母親の言い訳がひどい。
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作家名: ふみふみこ
出版社: 新潮社