現在16巻、各巻194ページ。ずっと連載を追っていますが、いよいよ連載が大詰めになってきたこのあたりでレビューです。
20巻以内での完結を「それくらいの長さが一番読みやすい」という理由で作者さんが目指しているので、だらっと続く心配もありませんし、気になっている方はいかがでしょう、そろそろ手を出してみませんか。
異世界転生に性転換をプラス。なかなかのカオスっぷりに勢いのいい笑いで、細かいところは吹っ飛ばして楽しめる(ただしかなりよく考えられている)感じです。「おっさんと元おっさんのラブコメ」なので、絶対BL許せないタイプだと合わないかもしれません……が、BLに興味はない、くらいでしたら、それを理由に避けてしまうのはもったいない気がします。
単なるコメディーではなく、コミカルな中にグッときたり、BLとかNLとかの枠では語り切れない気持ちのゆらぎが、絶妙なバランス。こちら、作者さんのお二人がご夫婦で、男女両方の目線が入っていることや恋愛と相棒との両方の感覚を体感しているというのが、この作品の屋台骨になっていると思います。
主役二人の転生前の関係性とかめちゃくちゃ良いし、その土台があるからこその転生後のカオスでコミカルな苦しみが良いし、変化にも説得力があるし、笑っちゃかわいそうなんだけど笑っちゃう。
12人の女神がそれぞれの勇者を召喚という設定で、召喚された各勇者がまたみんな良い!厨二素直なシュバ君も良いし、不憫不器用カワイイなずなちゃんと、宝塚系派手派手ライトニングさんが登場する6巻あたりからはぐぐっと面白くなりました。ちらっと見える転生前の話が合わさって、もうこんなん泣かされるだろうが……。外せないのは獅子井さん(12巻登場)。わかる、そのオープニングとエンディングの感じ!肩パッドと呪文詠唱!富士見ファ◯タジア全盛期を知っている世代にはたまらないカッコ良さです。
あと、ダークエルフのマーガレットさん(13巻登場)が、すっげーイイ女なので見て。
見 て 。
「愛の女神の呪い」……壮大な伏線なのか、はたまた特に裏は無いのか、と心の片隅で考えつつ、激アツ展開を楽しんでいます。
連載中につき、星評価およびレビュー内容は適宜変更。