ヤマシタ先生ってストーリー展開がおそろしく上手いですね!
絵柄がちょっと苦手なんで、一度読んだっきり期限が迫った今まで読み返すこともなくホント久々に見ましたが、表題作だけでなくその他の短編までも巧みな構成ですごく面白かったです!
浮気性の女たらしな幼なじみに長年恋してきた主人公を中心に、幼なじみと主人公の行きずりの相手の3人のそれぞれの視点で1sceneずつ描かれた表題作ですが、3人の内に秘めた想いがみれてグッとストーリーに奥行きが出てます。
私的には誰からも必要とされない孤独感を抱えている間男的なバーテンダーの切ない立ち回りに気持ちが入っちゃいました。
結局3人の関係は曖昧なままで終わりますが、その後どうなったんでしょうねぇ?気になります。11話に3人の様子がチラッと出ていますが、やっぱり曖昧なまま…。幼なじみとは親友宣言もしてるしバーテンくんの優しさが主人公の頑な心を溶かしてくれると思うんだけどなぁ。
その他では、ある人物との思い出を数人がそれぞれに思い返すストーリーなんかも展開がすごい!まさかそういう流れだとは…。
あとはその男がいるだけで不眠が治ってしまうが素直になれない極道の男達のストーリーも面白かったです!
あとは絵柄が見やすくなると言うことナシ!!なんですけどね。時々人物の見分けがつかなくなるんですよね…。黒髪の男の子は特に判別が難しい…😁