短編集を各話に分割した分冊版。気になっていた作者さんだったので、2話無料読みの機会に読んでみました。
少し感情の描き方がストレートすぎて捻くれ者の自分にはグッとくるものを感じられずに、星は3つ止まりです。が、すっきりまとまった読切で、不思議やホラーを交えたちょっと良い話でした。
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・『いばら姫』(1話目・表題作) 造園業の男が仕事で出会った、いばらに囲まれた洋館に暮らす老婦人と謎の少女。老婦人の抱えた悲しみと愛情。
・『かっぱのいた夏』田舎に越してきた少女、まだ馴染めないうちに迎えた夏休み。沼で会ったおじいさんの過去、その後悔からずっと沼で河童のために償いを続けているのが切なくも良い。少女と同級生達の交流も、いい感じにまとまっていました。
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単行本が、2025年6月現在読み放題で読めます。