序盤は冒険の後日談という感じで進む「人生、何ごとにも向き合おう」なお話。とても穏やかに、回想シーンを交えつつゆるゆると冒険が進みます。間の取り方、空気感が好み。
回想シーンは他者に関心が薄い主人公目線で描かれています。なので深読み?しないとなかなか気づかない恋愛要素っぽいのもあり。油断できないです。
中盤から最新巻(11巻)にはバトルシーンも増えたので、描くなら迫力ある構図とかも欲しいと思う。バトルはのっぺり感が出ていて正直物足りない。
(極々まれにホラーやグロあり。ゾンビっぽいの、首チョンパっぽいのがたまーにある程度。)
新たな冒険に進むにつれ、なんかブレてきてる感もありますが…読み手自身にも生と死、過去と未来(現在?)なんかを考えさせられるなかなか面白い漫画と思います。迫力あるバトルや劇的な感動などを期待しないように…ほっこりゆるゆる、たまにしんみりがベースと思われます、たぶん。