単行本版に物語の途中での感想を書いたのですが、完結までを見届けて、少し思うところを記したくてこちらにお邪魔しました。
安藤ゆき先生の、全てを詳らかにしない読者に余韻を持たせるようなお話の展開と完結でした。
13歳の「ユート」と30歳の「コハクさん」
バレエだけで世間の事を何も知らないコハクさんがユートにはヒヨコのように見えていたし、実際にユートはまだまだ子供であったし、共依存だったのかもしれないし・・・失いたくない相手だった。
『イズコ』という地図にない場所を二人で探しながら、かけがえのない時間を過ごしたのだと思います。
そして、二人の物語はこれからも続いていくのだと思わせるような、何気ない日常が続いていくような〝おしまい〟でした。